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自転車キャンプで使う「エアーマット/銀マット」の選び方

自転車旅で使うマットの選び方
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 自転車旅のキャンプで使う「マット」の選び方が知りたい
  • どんなものを使うべきか、おすすめを教えて欲しい
  • エアーマットか銀マット、どっちの方がいいのかな?

こんなお悩みを解決します。

 

【この記事で分かること】

  • 自転車旅で使うマットの選び方
  • エアーマットか、銀マット、どっちを選ぶべきか
  • 「R値」とは何か

 

この記事を書いた人
かける

かけると申します。
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■自転車安全整備士、技士資格保有
■日本一周
■年越し宗谷岬
■ブログ最高月間アクセス数35万PV

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かける
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かけるです。自転車旅やキャンプが好きで、日本一周をした経験もあります。

 

本記事では、これから旅を始める方に向けて「マットの選び方」を解説します。

よければ参考にどうぞ。

 

【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
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自転車キャンプで使う「エアーマット/銀マット」の選び方

自転車旅で使うマットの選び方

かける
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結論から言うと、パッキングのスタイルに選び方が変わります

バーナーのOD缶/CB缶どちらを使うか?(記事へ)と同じような判断基準。

 

【選び方】

  • 軽量コンパクトなエア注入式マットしかサイズ的に選べないなら、そもそも悩む余地がない
  • クローズドセルマットかエア注入式マット、どちらも使える状況ならメリットデメリットを考えて悩んで決められる

 

 

バイクパッキングは軽量コンパクト

例えばバイクパッキングで旅をするなら、その条件でもう「エアーマット必須」です。

銀マットはサイズが大きいので、邪魔になってしまうからです。特性どうのこうのを考える前に、そもそもエアーマットしか選べないのです。

 

パニアバッグなら余裕あり

積載容量に余裕のある旅(例:パニアバッグ)なら、どちらを使ってもいいでしょう。

私は日本一周の時は銀マットを使っていましたが、厳冬期はエアーマットを使っています。
※その理由は後ほど解説します。

2種類持っていて、環境や用途によって使い分けるって感じです。

マットの種類や特徴

寝る際に使うマットには3種類あり、特徴が異なります。

 

【マットの種類】

  1. クローズドセルマット(銀マット含む)
  2. エアーマット
  3. インフレーターマット

 

自分は全てのマットを使ったわけではないので、これらの説明はより詳しい方の記事をご覧ください。3種類あること、それぞれの特徴が分かればと思います。

「R値」の違い

 
かける
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マットを選ぶ際は使用環境に応じて「R値」を意識する必要があります。

 

↑の画像の通り、より寒い環境であればあるほどR値の高いマットが必要です。

 

【R値とは】
R値(熱抵抗値)は、スリーピングマットがどのくらい熱を逃さないか、つまり断熱力を評価する指標です。R値が高いほど、そのマットは断熱力が高いといえます。
 
使用環境温度に対してR値が低いと、底冷えを起こします。どれだけ寝袋の性能が良くても背中が冷えて、寒くて寒くて眠れなくなってしまうんですよね。
だから、温度に応じた寝袋を使うのはもちろんのこと、マットも適したものを選ばないといけません。
 
銀マットは安いですが、比較的R値が低いです。有名なものでも「2」とか。冬季に単体で使うにはちょっと性能が不足します。
実際日本一周の時はマイナス環境下でも使っていましたが、やはり背中の寒さを感じました。
 

今回冬の北海道へ行くにあたり、マットを買い直したのもそのためです。
銀マットしか持っていなかったので、R値が5ある冬季対応のエアーマットを購入しました。

記事:【自転車で行く!】年越し宗谷岬に向けて揃えた装備一覧

 

※なおR値は合算できます。R値2の銀マット+R値5のエアーマット=R値は7になりますので、冬季は重ねて使うのも効果的です。

パッキングのスタイルで選ぶマットが絞られる

ロードバイクでバイクパッキング

かける
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マットには各種特徴がありますが、そもそも「積載容量に応じて悩む余地があるのかどうか」が決まります。

 

冒頭でも述べた通り、バイクパッキングだと空気注入式でないとサイズ的に厳しいです。

 

 

軽くてコンパクトなエアマット

画像:モンベル

どなたか忘れましたが、以前雑誌でこれを使ってバイクパッキングしている方が紹介されていました。376gでコンパクト。R値1.4なので、暖かい時期向けですね。

軽さを追究して、断熱性は妥協するシーンも出てくると思います。もちろんR値が高いマットを使い分けしてもいいでしょう。

 

画像:モンベル

「120cm」の大きさを選ぶするとよりコンパクトになります。

上半身をカバーできるので、あとは荷物で頭とかかとの置き場を作ってやるって感じです。登山をする場合も、この120cmを使う方が多いそう。

 

かける
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自分はそこまで軽量化は意識しないし、実はがっつり寝っ転がりたいタイプなので、180cmを選びました。

 

銀マットは気楽に使える

サーマレストの銀マット

かける
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そこまで大きさに縛りがないなら、個人的には銀マットが好きです。

 

やっぱり「広げたらスグ使える」のは魅力的だし、パンクを気にしなくていいのでどこだって寝られます。

 

銀マットはこの2モデルが定番です。

 

日本一周のような、長期の旅をする銀マットのメリットが活きてきますね。

壊れないし、設営撤収が早いし。必ずしもテント内で寝るわけじゃなくて、時には砂利の上で寝ることもありました。銀マットならそのままサッと敷いて寝れます。

 

自転車旅で言うと、荷台(パニアバッグ)を使ったスタイルじゃないと積載が厳しいでしょう。

「デカすぎて持てない」と感じたら、そもそも銀マットは選択肢に入りません。エアーマット、インフレーターマットから選ぶことになります。

 

どっちが優れているわけじゃない

「エアー注入式の方が全てにおいていいか」かというと、そうじゃないです。

プロの登山家でもメリットデメリットを考えて、銀マットを愛用する方もいるようです。

 

安い銀マットはNG

かける
かける

↑で紹介した銀マットの値段を見て「高いな、もっと安いのあるのに」と思ったかもしれません。

確かにホームセンターに行けば2000円くらいで売られています。

 

ただマットを妥協するのだけは本当にやめた方がいいです。

結局買い直しが必要になるからです。

 

自分は高校生の頃、それこそ安物の銀マットを使っていました。「何でも一緒やろ」と思ってまして…(笑)お金が無かったので、あまり選ぶ余地がなかったのも理由なんですけど。

でも安物銀マットは最悪でした。

 

【こんな経験が…】

  • 体がバッキバキになって痛すぎた
  • 銀のアルミ面が全部剥がれた

 

アルミが全部剥がれた

メーカー品の銀マットは、アルミ面が吹き付けなんですね。シールみたいにペタッとくっつけているわけじゃありません。

全部剥がれることはなくて、使用回数に応じて“薄く”なっていきます。
(だから私の銀マットの銀部分はほとんどなくなり、今は緑色になっています(笑))

 

対して安物は薄いビニール膜の中にアルミを貼り付けてあるような感じ。
一回使ったらベロッとめくれ、きれいさっぱり取れました。

 

寝心地にも大きな違いが

自転車旅

自分はサーマレストのZライトソルを買って初めて寝た時、その違いにびっくりしたのを覚えています。

 

「同じ銀マットなのに、こんなに体が痛くならないなんて…!」と。

こんな薄いマットなのに不思議だな、すごいなと思いました。おかげで日本一周はテントの連泊でも苦じゃなかったわけです。

 

テント、マット、寝袋は1流メーカーで揃えよう

モンベル エクセロフトエアパッド

安物銀マットしか知らなかったら、多分「キャンプは辛い」という印象しか残らなかったと思います。今みたいに楽しむことが出来なかったと思います。

しっかり楽しむためにも、体を休めるためにも、長く使うためにも、マットは一流メーカーのものを選ぶのがいいです。

まとめ

最後に、本記事の要点をまとめます。

 

【自転車キャンプで使う「エアーマット/銀マット」の選び方】

  • 軽量コンパクトなエア注入式マットしかサイズ的に選べないなら、そもそも悩む余地がない
  • クローズドセルマットかエア注入式マット、どちらも使える状況ならメリットデメリットを考えて悩んで決められる
  • 使用環境温度に応じて、R値の対応したマットを使う

 

というわけで以上です。

バイクパッキングならエアーマット必須だけど、パニアバッグならどっちでもいいよ(個人的には銀マットが好き)ってな話でした。それじゃまた。

自転車旅

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