ディスクブレーキのセンターロックに使える、シマノ純正で「赤いロックリング」があるみたいだけど、どこで買えるのだろう?
赤色がアクセントになってカッコいいから、自分もカスタムしてみたいなあ。
ちなみに、センターロックならどんなホイールでも付くのかな?
詳しく教えて貰えると助かる!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- シマノ純正、センターロック用「赤いロックリング」の買い方
- 実はリペアパーツとしての販売
- 使えるホイール/フレームの条件
自転車ショップで働く私が解説します。
センターロックのロックリングは基本“黒”ですが、実は赤色もあるのです。
【センターロック】シマノ純正の「赤いロックリング」を買う方法
結論、ネット通販でも普通に買えます。もちろん自転車屋でも。
(本記事で本当に伝えたいのは、これの買い方というより、このロックリングが何か?という部分ですね笑)
シマノ純正で買えるカラーのロックリングはこの一種類でして、黒以外を使おうと思ったら、このロックリングを選ぶことになります。
赤いロックリングの存在自体知らない方も多いので、付けてたら目立つこと間違いなし。
※「約2000円?高い!」と思うかもですが、実は黒色と値段は変わりません。
もちろん、シマノ純正以外(サードパーティー)であれば、いろんな色が出ています。
しかし、純正である安心感はシマノ製しか得られませんから、もし安心・安全を確保しつつカスタムしたいなら、この赤いロックリングがオススメです。
赤いロックリングの正体、実は「ホイールのリペアパーツ」
赤いロックリングの存在自体があまり知られていないのには、理由があります。
一つの「商品」としてカタログに載っていないからです。
シマノのパーツカタログに載っているのはこの3つ。
3種類はセレーションの違いだけで、色は全て黒色です。
>>【関連記事】センターロックの「内/外セレーション(スプライン)」の違い
え、じゃあ赤いロックリングはどこで売ってるの?
なんのパーツなの?
実はこのロックリング、「WH-M776」というホイール向けの専用品でして、商品は「リペアパーツ」の位置づけです。
おもしろいですよね。
WH-M776の発売は2007年。だいぶ古いです。
Deore XTグレードのホイールで、アクスルが赤色でした。
それに合わせて「赤色のロックリングが登場した」というわけです。
センターロックの構造自体、昔も今も変わりません。
だからもちろん、このロックリングを取り寄せて使うことができるのです。
ちなみに赤いロックリングのシマノコード(商品コード)は「Y26N98030」です。
検索をしたり、自転車ショップで注文したい時はこのコードを伝えてください。
なお、この赤いロックリングは「在庫限り」となっています。
つまり現在は生産しておらず、シマノの倉庫から切れたら販売終了(再生産無し)となるでしょう。
欲しい方はお早めにどうぞ。
使えるホイール/フレームの確認
この赤いロックリングリングが使えるのは、
です。
シマノのセンターロック対応ホイール
センターロックといっても、フルクラムやカンパニョーロが使っている「AFS式センターロック」があります。
この場合はシマノのロックリングと互換性がありませんので、本製品は使えません。
フレームとの干渉が起こらない車体
現在使っているロックリングが「内セレーション」でも、実は本製品のような「外セレーション」のロックリングは使えます。
ホイール側の構造は一緒だからですね。
しかしながら、内→外に変えたときに起こり得る問題が「フレームとの干渉」です。
例えばこの車体。
元々内セレーションタイプなのを、外セレーション(赤ロックリング)に変えてみました。
しかし、外セレーションタイプにするとロックリングの厚みが増し、フレームとの干渉が起こりました。
だから、「(構造的に付くけれど)フレームとの干渉があって実際は付かなかった」という結果に。
こればかりは試してみないと分かりません。
カスタム時は要注意です。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【シマノセンターロック|純正の「赤いロックリング」を買う方法】
- ネット通販でも自転車ショップでも買えます
- 純正ロックリングで色を変えたいなら、赤一択
- ただこの商品は「リペアパーツの位置づけ」になります
- 交換時はフレームやホイールとの互換性/干渉に注意
というわけで、ちょっとマニアックなアイテムの紹介でした!
気になる方はぜひ使ってみて下さい。