最近、自転車のカギの「カギ」が抜けなくて困ってるんだよね…。
普通はスムーズに抜き差しできるでしょ?
でも、なぜか固くて抜けないんだよね。
んー…もう壊れちゃったのかなあ?
もし直す方法があれば教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のカギの「カギ」が抜けない時に試すべきこと
- オイルを吹くときの注意点
- どうにもダメなら鍵本体の交換
自転車ショップで働く私が解説します!
これまで同様のトラブルを何度も解決してきた経験から、解決策をお伝えしますね!
自転車のカギが抜けない時の対処法【油を一吹きする】
結論、「カギに油を一吹きするだけ」です。
たいていこれで直ります。原因はサビなどでしょう。
固くて抜けなかったのが嘘みたいにスルッと抜き差しできるようになりますよ。
使うオイルは「クレ5-56」や「ラスペネ」などのサラサラした潤滑油でOK。
吹き掛ける場所は、「鍵穴の入り口」に浸透するよう心掛けてください。
吹き掛ける量は1滴とか、ちょっとつくくらいで十分です。
“ブシュー”っと掛ける必要はありません。
スプレーをゆっくりプッシュし、カギの先(穴に入るところ)が少し湿る程度でOK!
たったそれだけで、カギがスルッと抜けるようになるはずです。
是非試してみて下さい。
オイルを掛ける時の注意点
掛けすぎNG
オイルはごく少量を心がけてください。
というのも、吹き掛け過ぎると(長期的に見て)他のトラブルを巻き起こしかねないからです。
オイルを掛ければ掛けるだけ、確かに(短期的には)滑らかに動くようにはなります。
しかし、長期的な視点で考えると、そのオイルにゴミが付着してカギ内部にゴミが溜まり、うまく動作しなくなることがあるんですよね。
(ちなみに、例えば他にも家のカギ穴、車のカギ穴…いずれも注油はNGでして、絶対にやってはいけません。本来、鍵穴には鍵穴専用のドライスプレーがあるくらいです↓)
これは鍵メーカーの方に問い合わせて聞いた時も、同じことを言われました。
「どうしても抜けない時はオイルをちょっとだけ掛けてね!」と。
小指の先がちょっと濡れる程度の量で十分です。
カギに付着した油が衣類に付着する可能性
鍵穴に油を挿して症状が直ったとしましょう。
気を付けて欲しいのが「カギに付着したオイルが、衣類を汚してしまうこと」ですね。
カギにはオイルが付いています。
いつも通りカギを服のポケットなどにしまうと、場合によっては油染みを作ってしまう可能性があります。
オイルを掛けて「抜けた!」と思ったら、まずはカギに付いたオイルを拭いて極力落としましょう。
どうにも鍵が抜けない時は、本体の交換
油を掛けても鍵が抜けないなら、本体の交換になります。
目安費用は2000円~5000円程度。
値段に開きがあるのは、安い自転車のカギは安く、高い自転車のカギは頑丈な分高くなっているからです。(特にメーカー車は専用鍵しか付きません)
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のカギが抜けない時の対処法→油を一吹きする】
- サビなどが原因で鍵がうまく抜けなくなっていることが原因
- オイルを鍵穴に一吹きすれば直る可能性が高い
- オイルの量は「ごく少量」を心がける
- カギが抜けたら、カギに着いたオイルを拭くこと
- どうにもダメなら本体交換
というわけで、以上です!
お困りの方は参考にしてみて下さい。