自転車のボトムブラケット(BB)にはグリスを塗った方がいいみたいだけど、どんなグリスを使えばいいのだろう?
スプレータイプでいいの?それともペーストタイプ?
おすすめのグリスがあれば教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車のボトムブラケット(BB)に塗るおすすめのグリス
- <注意>ワンがプラスチックのBBにはグリスを塗ってはいけない
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
【これでOK】自転車のボトムブラケット(BB)に塗るグリスは?
結論:デュラグリスがオススメ
ボトムブラケットに塗るグリス、おすすめはシマノの「プレミアムグリス(通称:デュラグリス)」ですね。
おそらく自転車ショップで一番使われているグリスであり、一番有名なグリスでしょう。
ハブやボトムブラケット、ネジ山など、あらゆる部分に使えます。万能で高耐久。
BBにはスプレーグリスより、ペーストタイプ
グリスと言っても「スプレータイプ」もあるのですが、BBにはオススメしません。
耐久性が求められるからですね。
スプレータイプでサラサラした低粘度(低耐久)のグリスより、ドロドロベタベタな高粘度(高耐久)なグリスの方が好ましいです。
その点プレミアムグリスは優秀。
一度付くと中々取れません。水をはじきサビから守ります。固着を防ぎます。
グリスを付ける量
グリスってどのくらい付ければよいのですか?
量がよく分かりません。
…と疑問に思う方もいるでしょう。
「結構つけてOK」です。
少なくともBBのネジ山すべてに「グリスが付いてるな」と目視で分かるくらいは付けましょう!
グリス不足によるトラブルはあっても、多少の付けすぎによるデメリットはありませんから。
【注意】ワンがプラスチックの四角軸BBにグリスは付けない
基本的に「BB取付時にはグリスは付けるもの」です。
しかし、逆にグリスを付けてはいけないBBもあります。
これ、知らない人も多いと思います。私も最近まで知りませんでした。
情報源はシマノのディーラーマニュアルです。
「本体・アダプターがプラスチック」
→本体・アダプターにグリス塗布しないでください。
「塗布しないで!」という言い方なので、何かしら不都合があるのでしょう。
樹脂に対して攻撃性があるとか…ですかね?詳しい理由は分かりません。
ちなみにプラスチックのBBというのは、比較的廉価な四角軸BBですね。例えばこんなの。
>>https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/altus-m2000/BB-UN100.html
この写真で言うと、上側がプラスチックです。BB-UN100。
プラスチックかどうかは目で見れば分かります。
「プラならグリスNG」ということは、頭の隅に覚えておきましょう。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のボトムブラケット(BB)に塗るグリスは?】
- シマノのプレミアムグリスが最もオススメ
- BBにはスプレーグリスではなく、高耐久なペーストタイプを使う
- ワンがプラスチックなら、グリスは付けてはいけない
というわけで、以上です。
よければ参考にどうぞ!