自転車のタイヤ・チューブを変えようと思ってサイズを見てみたら、「28インチ」だった。
でも、28インチなんて、どこにも売ってないんだけどなあ…。
どうしたら、同じサイズのモノを手に入れられるのだろう?
困ったなあ…。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 28インチのタイヤやチューブを手に入れる方法
- ETRTOを確認する方法
- 28インチ=700C互換が多い
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
例えば、ブリヂストンの「ステップクルーズ(チェーン)」に使われているタイヤにも、28インチの表記があったりします。
「28インチって何?どこに売ってるの?」そんな方のための記事です。
たまーに「28インチのタイヤチューブってありますか?」と聞かれることがあります。
でも、こう聞かれると私は「28インチ…ですか?ちょっと詳しく確認させてもらってもいいですか?」と返します。
というのも、「28インチ」で売られているモノってほぼ無いからですね。
だから聞かれると戸惑うわけです。
実は“28インチ”と表記があるだけで、実際は他のサイズと互換があり、そちらのタイヤチューブが取付可能ということがほとんどです。
今回はその確認方法について紹介します。
【見つからない?】28インチの自転車タイヤ・チューブの探し方
結論から言うと、
となります。
「28インチ」じゃなくて「700C」。
700Cとは主にスポーツタイプの自転車に使われるホイールサイズですね。
もちろん中には違うものもありますので、「なぜ700Cと互換性があると分かるのか?」を確認していきましょう。
ETRTOを確認する
タイヤの外周部をじっくり見てみて下さい。タイヤのサイズが書いてあるはずです。
「28×〇〇」という表記があると思います。
他に「700×○○C」という表記がありませんか?
あった方は、その数値(700×〇〇C)で調べれば、互換性のあるタイヤチューブが見つかります。
無かった方は、“ETRTO”を確認しましょう。
もう少しタイヤを凝視してみると、「〇〇-622」みたいな数字がありませんかね。
例えば「45-622」だとしましょうか。
これは、
を表しています。
で、この「622」という直径こそが、いわゆる“700C”と一緒なんですね。
だからタイヤに28インチの表記しか無くても、ETRTOで“〇〇-622”が確認できれば、700Cと互換があるのだなということが分かります。
つまり、700Cで探せばいいというわけです。
互換性のあるタイヤチューブを見つける
例えばETRTOが「45-622」のタイヤを探すとしましょう。
そのまま「45-622 タイヤ(チューブ)」と検索窓に打ち込んでもOK。
でもヒットしにくいと思うので、「700 45C タイヤ(チューブ)」とした方がいいですかね。
「700×○○」←に、ETRTO前半部分の二桁の数字を打ち込んでみて下さい。
〇〇はタイヤ幅を表しています。
検索結果が出てきて、良さそうなタイヤが見つかったら、購入前に再確認。
タイヤの詳細ページからETRTOを確認し、今のタイヤと互換性があるか(サイズが間違っていないか)を見ましょう。
もしどうにも分からなければ、タイヤ本体をお店に持ち込んで聞くか、タイヤに書いてある数字全ての写真を撮って見せてみるといいでしょう。
なお、「チューブだけ欲しい」場合でも、タイヤのサイズを確認する必要がありますから注意していください。チューブだけ持って行っても、サイズに確信が持てません。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【700Cと互換|28インチの自転車タイヤ・チューブの探し方】
- タイヤのETRTOを確認する
- 「〇〇×622」の数字があれば、700Cと互換性があると分かる
- 700×○○(ETRTO前半2桁の数字)で検索すれば、使えるタイヤが出てくる
- 買う前に最終確認。ETRTOが間違ってないか見よう。
というわけで、以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました!