先日勉強になった経験ができたので、備忘録的にブログを書いていこうと思います。
触った自転車は約30年前のスポルティーフ。
今この時代において、特殊な特徴が2点ありました。
自転車はボロボロな状態。乗れるように修理したいとのことですが、どうしたらいいものか…。
悩みに悩んだその過程を、書き記していこうと思います。
古い自転車を直そうとしている人へ。
たまたまこのブログにたどり着いて、少しでも参考になる部分があれば嬉しいなと思います。
修理が難しい理由
エンド幅125mmというのは、今の規格ではないですよね。
狭いものでもロード系の130ミリ~です。
スプロケは6速ボスフリー…ですが、使用チェーンが「UGチェーン」。
UGチェーンについて、その当時のことを知らないので詳しくは無いのですが、「シマノの古い規格のチェーン」ということは知っています。
現行の「HG」「HG-X」とは互換性が無いので、駆動系パーツが何一つ使いまわせません。
今回私が担当した自転車はチェーンがダメでした。錆びて固まって、動きが渋くなっていたのです。
だから第一にチェーンを変える必要があったのですが、これが難しい。なぜって?
積みゲーです。
結果的に私は「修理不可」と判断し、作業はしませんでした。
仮にチェーンをめちゃくちゃ掃除して、潤滑して、回るように直せたとしても、自転車の寿命が短いんですよね。
チェーンの寿命=自転車の寿命(修理不可)なので、それにお金を費やすのか…という問題もありました。
ダメ元でメーカーに確認するも…
アルワケネーダロ!
今回取り扱った自転車はパナソニック製のモノ。
一応メーカーにホイールやUGチェーンの在庫が無いか確認するも、当然「ナシ」の回答。
そりゃそうでしょう。(笑)
返信くれた人も「そんなもん持ってるわけねえよ!」って気分やったと思います(笑)
まあないです。探すだけ無駄です。
125mmエンドの自転車を活かす方法
“自己責任”でなら、125mmエンド幅の古い自転車を活かすこともできます。
お金を貰って「お店で」やるのは厳しいですけど。少なくとも僕は断ります。
クロモリの自転車なら、「130mm幅のホイール」を無理やり突っ込むですね。
左右で2.5mmずつ広がればいいわけですから、クロモリならできなくないですからね。
バック拡げを使ってグワッと。
130mmエンドのホイールなら選択肢が多いので、いくらでも付けられます。
そのホイールが手に入ればスプロケも手に入るわけで、駆動系コンポを総交換(HG用/現行対応へ)すれば自転車を今後も使うこともできます。
ただ問題はあって、「チェーンラインが正しく出ないだろう」というのは念頭に置かなければなりません。
その結果、うまく変速が効かなかったり、チェーンがテンションプーリーから脱線してしまったり…ということはあるかもです。
現物合わせしながら、少しずつ様子を見ていくという感じになるでしょう。
それもまた「楽しい」のですけどね。
でも自分でアレコレ揃えるには、結構な自転車知識が必要だなとは感じました。
少なくとも自分でオーバーホールができてしまうくらいの方ではないと、この類のイジりはムズイでしょう。誰も助けてくれませんし。
チェーンを変えたい→
現行でいくならHGチェーンしかない→
UGチェーンと互換性が無いから、駆動系コンポ総交換が必要→
エンド幅125mmで合うホイールって?スプロケットって…?