ロングアーチのキャリパーブレーキを探してる。
自分の乗っているロードバイクは「ロングアーチ」のブレーキキャリパーしか付かないみたいなんだけど、現行モデルではどんな種類があるのかな?
シマノのブレーキのほとんどは、ショートアーチで使えないんだよね…。
とりあえず一覧みたいな形で教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ロードバイクに使えるロングアーチブレーキキャリパー紹介
- シマノ、テクトロから出ているブレーキの種類
- ショートアーチのキャリパーをロングアーチ化できるブレーキシューもある
- ロングが必要な自転車で、ショートアーチを付けるとどうなるのか?
自転車安全整備士、技士資格を持つ私が解説します!
ロングアーチブレーキキャリパーのモデル紹介【シマノ/テクトロ】
ロングアーチのキャリパーブレーキをとりあえず4種類見つけてきました。
紹介します。(※クリックで商品ページへ移動)
中でも最もポピュラーなのが、やはりシマノの「BR-451」だと思います。
実際私も「ロングアーチ」と聞くと、真っ先にBR-R451が頭に浮かびますからね(笑)
自分が使っているブレーキっていうのもあるかもしれませんが。
現行でシマノが出しているロングアーチキャリパーは「BR-R451」のみですし、特にこだわりがないのであれば、無難にR451を買っておけば間違いないです。
ショートアーチを付けるとどうなる?
ロングアーチのキャリパーが必要な車体は、比較的太いタイヤを履かせることができるロードバイクです。
完成車状態で28C以上が標準で装備されているような車体ですね。
最近はディスクブレーキがほとんどになってきたので、中々ロングアーチ×太いタイヤっていうのは見かけなくなってきましたけれども。
そんな「ロングアーチ」が必要な車体に、通常のショートアーチを入れるとどうなるか。
ブレーキシューがリム面まで届かず、タイヤに擦れるようになります。
要するに全く使い物にならないってことです。
ショートアーチを付けてみて「あれ、なんか変だぞ?届かないぞ?」と思ったら、ロングアーチを買いましょう。
とりあえず、シマノ「BR-R451」を買えばOK
https://bike.shimano.com/ja-JP/product/component/shimano/BR-R451.html
ロングアーチキャリパーが必要なら、あれこれ考えず「BR-R451」を買えばオッケーです。(笑)
アーチ長57mm。シマノの場合通常51mmです。
前後セットでこの価格↓ 色は二色あります。
性能面が気になるかもですが、実際に使ってますけど全然不足ないですね。
「太いタイヤが付いているロード」という時点でスピードを求めた使い方ではないでしょうから、これで十分です。
ちなみにグレード的にはTiagra相当です。確かに効き心地が似ています。
Tiagra相当…というのは、BR-R451は“シリーズ外コンポーネント”でして、グレード名がないのです。
クラリス、ソラ、ティアグラ…というグレードには属しておらず、ボッチで存在するというわけです。
「なんちゃってロングアーチ化」できるオフセットブレーキシューの存在
- 「既にブレーキキャリパーを買ってしまった…」
- 「今持ってるキャリパーを使いたいんだけどなあ…」
という方には、オフセットブレーキシューを使うという手もあります。
ニッチな商品なので、ご存じない方も多いでしょう。
「オフセットブレーキシュー」とは、ブレーキシューの取り付けボルトの位置から、実際シューの来る位置が下がったものですね。
例えばコレ↓ 10mmオフセットできる商品です。
このオフセットシューを使えば、通常のキャリパーブレーキを“なんちゃってロングアーチ化”できるわけです。
もちろん制動力は落ちるのでロングアーチを買うのが一番ですが、事情によって難しい場合はこんな手段もあるので試してみて下さい。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ロングアーチキャリパーブレーキの4モデル紹介】
とりあえず、BR-R451を買っておけば間違いなしです。
本体を買うのが難しい場合は、オフセットブレーキシューという手もあります。
というわけで以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました!