自転車の泥除けがタイヤと擦れている。
変な音はするし、漕ぐのも重たいから、早く直したいなあ。
これって自分でも直せるのかなあ?
自転車屋さんに持って行った方が良いのかなあ?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- どろよけがタイヤと擦れる時の直し方
- 「手」だけとりあえず挑戦してみるべし
- プラスドライバーがあれば直ることが多い
転んだり、ぶつけたりして、どろよけがずれることってありますよね。
意外と簡単に直るので、今すぐ一度試してみてほしいのです。
自転車ショップで働く私が解説します。
自転車の「どろよけ」がタイヤと擦れる時の直し方
まず最初にやるべきことは「手で曲げて直す(当たらないようにする)」です。
軽微な擦れの時は、これで直るはずです。工具も何もいりません。
「え、手で曲げていいの?」と思うかもですが、全然OK。
というか、細かい調整は“曲げる”しかないんですよね。特別な調整とかないので…(笑)
手で「グイッ」と力を加えて、タイヤに沿って“真っ直ぐ”になるよう曲げます。
単にこれでタイヤとの擦れがおさまることもあれば、直らないこともあります。
プラスドライバーでドロヨケの固定を緩める
どろよけが大きく湾曲している時は、工具が必要です。
「プラスドライバー」を用意してください。
ドロヨケ下部にあるネジ二本を少し緩め、固定を甘くします。(前輪側、後輪側、どっちでも同じ)
この時、ボルトを抜き取る必要はありません。「緩める」だけでいいです。
緩めると、ドロヨケが左右に動くようになりますよね?
あらためて、タイヤと「真っ直ぐか」を確認しつつ、ボルトを締め直せばOKです。
たいていこの作業をすれば、タイヤとの擦れはおさまることが多い印象ですね。
ブレーキキャリパーの固定を緩める
これでだめなら、もう一か所の固定も緩めて調整をし直します。
前のドロヨケならブレーキキャリパー部の固定、後ろの泥除けなら後輪ハブ軸のナット等。
ただ、この辺りになると作業に確実性が求められます。
「よく分からないまま調整」をすると、大きな事故などに関わる大事な場所だからです。
ですので、あえてやり方などは書きません。
上記の2つ(手で曲げる、プラスドライバーで緩める)を実践してダメだったら、自転車屋さんに持って行くといいでしょう。
もちろん、自転車に詳しい方なら自分でやってもいいと思いますが、そもそもそのような方は、この記事を見なくとも自分でやっているはずです。
どろよけの大きなヘコみは直せない
よく「泥除けのヘコみって直せますか?」と聞かれるのですが、基本直せないです。
直すといってもハンマーなどで叩くだけで、形はキレイに戻らない…。
どうにも気になるならドロヨケ自体の交換になります。
モノにもよりますが、工賃+本体代金で3-5000円くらいかなと。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のどろよけがタイヤと擦れる時の直し方】
- 軽微なゆがみなら、手でグイッと曲げて直します。
- 歪みが大きい時は、プラスネジの固定を緩め、位置を直します。
- それでも直らない時はドロヨケのステー部分から緩める必要があるのですが、自転車に詳しくない方はプロにやってもらいましょう。
- 補足:ドロヨケの凹みは直せませんので、気になるなら交換です。
というわけで、以上です。
「どろよけが…」と、自転車をお店にお持ちになる方も多いですが、意外と簡単に直るものだったりします。
一度試してみて、どうにも無理そうならお店に行くといいかなと。
その方が手間が省けますからね