最近よく見かける「LUUP(ループ)」が気になっているのだけれど、乗ってみた感じってどうなのだろう?
特に電動キックボードの方が気になっていて…
- 車道を走るのは危なくないのかな?
- スピードはどのくらい出るのかな?
- 使ってみて便利だったのかな?
といったレビューを聞きたいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- LUUPに乗ってみた感想(電動アシスト自転車&電動キックボード)
- 電動キックボードは怖いのか?危険か?
- LUUPは便利かどうか?
先日、初めてLUUPに乗ってきました!
気になっている方に向けて「感想」をお伝えしようと思います。
実際に乗って思ったことを書き出してみます。
よければ参考にしてみてください。
LUUP/ループ:シェアサイクル &電動キックボードシェア
Luup, Inc.無料posted withアプリーチ
LUUPに乗ってみた感想まとめ
結論から言うと、LUUPに乗った感想は下記の通りです。
まずは箇条書きでまとめました。
【電動キックボードについての感想】
- 車道を走るのは、正直危険だと感じた
- 大通りより、交通量の少ないルートが走りやすい
- 最高時速15㎞/hはちょうどいいスピード
- (7/1以前の現行ルールだと)歩道や右折時の乗り降りが面倒
- 思っていたより走破性(走行性)は良かった
- ぶっちゃけ、間違いなく電動アシスト自転車の方が気楽に乗れる
- 荷物を置くところがなく、買い物帰りなどには不便
【電動アシスト自転車についての感想】
- やはり誰もが簡単に乗れる
- 電動アシスト付き自転車なのでスイスイ進む…が、モーターが弱く感じた(特に漕ぎ出し)
- 速いスピードを出して乗るものではない(スピードを維持できない)
- サドルの高さ調整が簡単に行えるのはGOOD
【その他LUUPに関する感想】
- 料金のクレカ引き落としが楽だった
- スマホホルダーがガッチリしており、安定感抜群(どちらも)
- 「出発ポート – 目的地ポート」へのナビ案内があればよかった
- 見かけ上ポートの数は多くても、実際に使える機体は多くないと感じた
- 複数台を同一ポートから借りようと思うと、在庫確保が難しい
- 10分間の取り置き機能「ライドの予約」が便利だった
テンポよく、一つずつお話ししていきますね。
LUUP 電動キックボードについての感想
車道を走るのは、正直危険だと感じた
2023年7月1日以前の現行ルールですと、LUUPの電動キックボードは原則車道を走らなければなりません。
私は今回京都でLUUPを使ったのですが、正直「危険」「危ないな」と感じました。
というのも走った道は大通りでして、交通量が多い道でした。
私たちが電動キックボードで走る横をビュンビュンと車が通っていきます。
「んー、ちょっとここは交通量が多くて危ないから、歩道を走ろうか」
なんて思っても、それは交通ルール上不可です。車で歩道を走るようなものですから。
大通りより、交通量の少ないルートが走りやすい
で、逆に「適しているな」「乗ってて楽しいな」と思えたのが、交通量の少ないルートです。
大通りから一本入ったところにあるような細い道路ですね。
行きかう車が少なく、自分の走りに集中できます。電動キックボードを“モビリティ”として楽しめたわけです。
今後、法改正を重ねる中でより乗りやすい環境へとアップデートしていくことを望みますが、自転車道路(サイクリングロード)もあまり普及が進まない中、電動キックボードに注力してもらえるのだろうかと疑問には思います。
最高時速15㎞/hはちょうどいいスピード
7月1日以前のルールでは、電動キックボードの最高時速は15km/hとなっていました。
私は趣味でサイクリングをしており、だいたい時速25km/hで走るため「15km/hは遅すぎないか…?」と思っておりました。
ただ、実際に乗ってみると心地が良いスピードで、不満には思いませんでしたね。
ものすごく遅いわけでも早いわけでもないスピードですが、歩くことに比べたらうんと楽に目的地までたどり着くことができました。
ちなみに、だいたい同じ距離を電動アシスト自転車と電動キックボードで走ってみましたが、どちらも時間は大きく変わりませんでした。
→車道を走る大変さを考慮しなければ、電動キックボードの方が楽。
(7/1以前の現行ルールだと)歩道や右折時の乗り降りが面倒
現行ルールですと、歩道を走ることはできず手で押す必要がありますし、右折時は一度降りて横断歩道を渡って…というやり方が推奨されています。
何が言いたいかというと、要するに「ずっと乗りっぱなしで移動」は厳しくて、所々降りる箇所があるんですね。これが面倒でした。
ただし7/1以降は
- 歩道走行可能(ただし最高時速6km)
- 二段階右折可能
というルールに変更されるました。
ただ車道⇔歩道で最高速度を切り替える際に一度止まる必要があるので、乗りっぱなしで切り替えることはできなかったです。
思っていたより走破性(走行性)は良かった
電動キックボードは車輪が小さく乗りにくいと思ったのですが、思いのほか乗りやすかったです。
特に気にしていたのは「走破性」の部分。
子供のころに非電動のキックボードに乗ったことがあると思いますが、車輪が小さいがゆえに…
という経験があり、あまり走りの面でよくない印象を持っていました。
ただ、LUUPの電動キックボードはそれとは全然違いましたね。
タイヤ径が太いことで振動吸収性や走破性に貢献、加えてフロントにサスペンション(バネ)が付いおり大きな衝撃や突き上げを吸収してくれたからでしょう。
段差も不安なく乗り越えられましたし、車道を走っている時の乗り心地(振動)も滑らかで気になりませんでした。全然問題なしです。
ぶっちゃけ、間違いなく電動アシスト自転車の方が気楽に乗れる
私がLUUPに興味を持ったのは「電動キックボード」でした。
「新しい乗り物だから乗ってみたい!」と思ったのがきっかけです。
でもいざ乗ってみると、細かいルールを覚えることや車道を走らなければいけないこと…
つまり「走行する上で気にすること」が多く、もう電動アシスト付き自転車でいいや!ってなってしまいました(笑)
- 「えっと…この標識の場合は通っていいんだっけ?」
- 「おっと、ここは押して歩かなきゃいけないな」
- 「ここは交通量が多くて怖いけど、法律により車道を通らなきゃいけないんだよな…」
という感じで、めちゃめちゃルール順守に気を使います。
でも自転車なら普段から乗っていますから、使い勝手を分かっていますよね。
「色々考えなくていい自転車でいいや!」ってなっちゃうわけです(笑)
荷物を置くところがなく、買い物帰りなどには不便
電動キックボードはカゴなどの積載装置が付いておりませんから、荷物を運ぶのには適していません。移動のための乗り物ですね。
リュックサックを背負っての運転が適していると思いました。
LUUP 電動アシスト自転車についての感想
やはり誰もが簡単に乗れる
電動キックボードのところでも先述しましたが、やはり「誰もが簡単に乗れること」は正義です。
電動アシスト付き自転車ならより“気軽に”借りることができるので、ラクチンでした。
実際、街中を見た感じも、電動キックボードより自転車の使用割合の方が多く感じました。
電動アシスト付き自転車なのでスイスイ進む…が、モーターが弱く感じた(特に漕ぎ出し)
私は自転車整備士であり、自転車量販店で販売もしてきました。
人より多くの「電動アシスト付き自転車」のことを知っている立場です。
だからかもしれませんが…
モーターがちょっと弱く感じましたね。
特にそれを感じたのは「漕ぎ出し時」です。
普通、大手三社(ヤマハ/ブリヂストンサイクル/パナソニックサイクルテック)の電動アシスト付き自転車ですと、坂道発進時でもペダルに力を加えた瞬間から“グッ”とアシストが掛かります。
それを助走にして、スピードを上げていけるわけです。
しかし、LUUPの自転車はどこ製のモーターかは知りませんが、漕ぎ出しがめっちゃ重たい…。
坂道発進しようと思うと、「漕ぐ→進まない→しかもアシスト掛からない→倒れそうになり、いったん足が付く」と何度もなったシーンがありました。
「モーターのアシストを掛けてもらうために、自力で助走しないといけない」みたいな印象。
一度スピードが出てしまえば適度にアシストはかかるので不満はありませんが、職業柄ちょっとここはマイナスポイントでした。
ただ、一緒に乗った彼女は「電動アシスト自転車ってこんなに楽なんだ!」と言っていたので、人によるのかもしれません。
例えば電動アシスト付き自転車を所有している方にとっては、ちょっとショボく感じるかもと思います。
速いスピードを出して乗るものではない(スピードを維持できない)
この自転車は、時速15㎞/h程度でゆったり走行するのに向いています。
力を入れて速いスピードを出すような走り方には向いていません。というか、スピードを維持するのが大変すぎて無理です。
脚力のある方や普段から自転車に乗っている方ですと、速度域がちょっと物足りないと感じる方も中にはいるでしょう。
サドルの高さ調整が簡単に行えるのはGOOD
サドルの高さ調整がレバー一つで簡単に行えるのは良い点でした。
シェアサイクルという特性上、毎回使う車体のサドル高を調整することになります。
使いやすさ抜群で、時短になります。
LUUP その他の感想
料金のクレカ引き落としが楽だった
シェアサイクルって色々な会社がやってますけど、中でもLUUPを選ぶ理由があるとしたら、私は「ストレスのない精算(決済)」だと感じましたね。
LUUPの利用料は、予め登録したクレジットカードから自動で清算されます。
これが地味に便利なんですよ。
普通は精算機に現金を入れたり、受付の人にお会計をしてもらったり…という清算方法でしたよね。
当たり前だから気づかなかったのですが、この清算作業が今は「面倒」に感じるようになりました(笑)
LUUPでは、ポートの枠内に駐車した上で写真を撮影し「送信」すればもう終わりなのですから。
スムーズに利用&返却できること。これは使いやすさという面で非常にメリットです。
スマホホルダーがガッチリしており、安定感抜群(どちらも)
電動アシスト自転車/電動キックボードにはそれぞれ種類のことなるスマホホルダーが付いていますが、どちらも使いやすかったです。
スマホホルダーとスマホの相性によっては「スマホが落ちるのでは!?」と心配でしたが、全然大丈夫でした。頑丈なつくり、がっちりとした固定方法で、落ちる不安は全くなかったです。
着脱も素早く行えるため、手間には感じませんでした。
「出発ポート – 目的地ポート」へのナビ案内があればよかった
始めてLUUPを借りた時、目的地ポートまで行く最中に「なにかが足りない」「なんか不便…」と感じていたのですが、その正体が分かりました。
ナビ案内機能です。
というのも、LUUPの画面にはマップが表示されていて、目的地ポートに向かって“自分で”ルートを考えながら走っていくんですね。
当たり前と言えば当たり前なのですが、私が「不便」と感じたのは「ウーバーイーツ配達員」としての経験からでした。
ウーバーイーツの配達員をやったことがある方なら分かると思いますが、配達員側のアプリ(マップ)はナビ表示がされるんですね。
車のナビと同じような感じでして、基本的にナビの指示する矢印の方向へ進んでいくだけです。
「あと○つ先の交差点を右折して…」とか頭で考える必要はなくて、「ここで右折」と言われたら曲がればいい。ただ従っているだけで、いつの間にか目的地に着くんですよ。
LUUPのナビにはそれがありませんでした。だから不便に感じたのです。
「じゃあ、グーグルマップでも開けば?」と思うかもしれませんが、その切り替えが面倒です。
「せっかくマップが表示されているんだから、案内してくれたらな」と思った次第です。
見かけ上ポートの数は多くても、実際に使える機体は多くないと感じた
ポート数はたくさんあっても、いざ「使おう」と思って調べてみると、実際は使えない機体やポートも多かったです。
なんというか、ポートの数に対して稼働している機体が少ないような印象でした。
あとは、充電残量が少ない(あるいはゼロ)状態になっていて、実質使えない状態の機体も多かったですね。
距離乗るには残量がないと不安です。それでほかのポートを探す作業が面倒に感じました。
複数台を同一ポートから借りようと思うと、在庫確保が難しい
今回私は彼女と2人でLUUPを借りるために行動していたのですが、「複数人」で「複数台」を「同一ポート」から借りようと思うと、結構在庫の確保が難しかったです。
例えば観光地などで友達と一緒に乗る場合なんかは、なかなか一緒の場所から乗れるポートがないかもしれません。
10分間の取り置き機能「ライドの予約」が便利だった
「ライドの予約機能」が便利でした。
予約しておけば取られる心配がないため、安心して目的地に向かえるためです。
自分の位置から少し離れた場所にある場合、歩きつつポートの設定をすればOKだったので、時間の節約にもなりました。
実際にポートについたらあらかじめ設定した「出発→目的地ポート」を確認した上でQRコードを読み取り、ライド開始をするだけです。
さいごに
感想は以上です!
まだまだLUUPは発展途中。
今後、より便利になっていくといいですね。
ポートの数も増えれば増えるほど、より使いやすくなっていきます。
もし、まだLUUPアプリの登録がお済でない方は、こちらの記事から始めましょう!
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最後までご覧いただきありがとうございました!