フロントディレイラーに「サポートボルト」っていう小さいボルトがあるよね?
あれって、どうやって調整をしたらよいのだろう?
あと、どうやらボルトが当たる位置に「バックアッププレート」ってのが必要みたいなんだけど、どう付けたらいいのかな?
どんな自転車でも絶対必要なの?
細かいことだけど、教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- フロントディレイラーの「サポートボルト」「バックアッププレート(板)」の取り付け方
- バックアッププレートは絶対に必要なのか?→なくてもいい条件
自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します。
細かいところですが、ボルトとプレートの設定はとても大事です。
フロントディレイラー「サポートボルト」「バックアッププレート」の取付け方
シマノのディーラーマニュアルを借りて説明すると、このようになります。
【バックアッププレートの取り付け方】
- 2枚ある場合はフレーム形状に合った方を使います
- ボルトが当たらない方の面の裏にテープがきます
【サポートボルトの調整方法】
- 予めFDを0.5-1mmほど内側に角度を付けておきます
- その状態でサポートボルトをプレートに当て、締めこみ、チェーンリングと平行になるようにします
サポートボルトを正しくフレームへ当てることでFDの剛性が上がり、よりスムーズな変速をすることができます。
ちなみにですが、サポートボルトの締めこみには「六角レンチ2mm」を使います。
柄の付いているタイプが使いやすいので、よくメンテする方は持っておくといいですよ!
バックアッププレートは絶対に必要か?
バックアッププレートは、実は「いかなる場合でも必要」というわけではありません。
いらない条件もあるのです。
それは、「サポートボルトがFD台座(アルミ部分)に当たる時」です。
例えば私の自転車がそうです。
こんな感じで、ボルトが黒い台座に当たっていますよね。
フレームに直接あたっているわけではありません。
プレートの役割は「フレームの損傷を防ぐこと」です。
台座に当たっていればその恐れはないので、ボルトは必要ないというわけですね。
キャニオンのサポートに確認をした方もいらっしゃいますね。
>>キャニオン・アルティメットにバックアッププレートは必要か?
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【フロントディレイラー「サポートボルト」「バックアッププレート」の取付け方】
<【バックアッププレートの取り付け方>
- 2枚ある場合はフレーム形状に合った方を使います
- ボルトが当たらない方の面の裏にテープがきます。
<サポートボルトの調整方法>
- 予めFDを0.5-1mmほど内側に角度を付けておきます
- その状態でサポートボルトをプレートに当て、締めこみ、チェーンリングと平行になるようにします
<バックアッププレートがいらない条件>
- サポートボルトがFD台座に当たる時
というわけですね。
ボルトがフレームに当たるのに「バックアップがない」という方は、単品でも購入もできます。
短い記事ですが、最後までご覧いただきありがとうございました!