休学をしようかな~と考えているだけど、何か悪影響ってあるの?
デメリットがあるなら知っておきたいなあ。
実際に休学した方の体験談が聞きたいよ!
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 休学のたった一つのデメリット
- 自分の経験談
- メリットにもデメリットにもなりうる「注意点」
大学を一年休学した私が解説します。
【実体験から語る】大学休学のデメリットはたった1つ
実際に一年間大学を休学した私が感じたデメリットは、たった一つ。
【同級生の友達が周りにいなくなること】
正直コレだけかなと思います。
「費用が掛かるのは?就活への影響は?デメリットじゃないの?」って思うかもしれませんが、それはあくまでも“注意点”ですね。
【注意点】
- 就活への影響
- 社会人になるタイミングが遅れる
- 休学費用が掛かること
上記の注意点、私は初め「デメリット」だと勘違いしていました。
でも、実際に休学をしてみたら、デメリットではないということに気づいたのです。
一旦置いておいて、次の項目で解説しますね。
私の休学エピソード
話を本題に戻して、デメリットについて、自分のエピソードを紹介します。
私が休学をしたのは大学3年終了時からの一年間。
実際には春休みの始まる2月からが休みになります。
なので、2月11日から11月21日までの約9か月間、私は自転車で日本一周の旅に出ていました。
日本一周を終了してからは家にいましたが、復学して再び授業が始まるのは4月から。
それまでは「休学中」になるので、特に学校の用事はありません。
とはいえ、3月には就職活動が本格化するので、その準備をする必要がありました。
就職活動での不安
誰もが初めて経験する就職活動。
- 「周りの活動状況はどうなんだろう?」
- 「何をしたらいいんだろう?」
- 「どんな対策が効果的かな?」
- 「ESってどう書いたらいいのだろう?」
- 「何社くらい受けたらいいのかな?」
沢山の不安が生じますよね。
恐らく普通の学生は、周りの友達と情報共有をしながら、就職活動に臨んでいたことでしょう。
でも、私はそれができなかった。
一年休学したため、(元)同級生だった友達は既に学校を卒業してしまっていたからです。
「じゃあ新しい友達作って、聞けばいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、それも難しかった。
まだ授業が始まっていないので、学校に行く用事もなく、新しい出会いが無かったからです。
もちろん、仲の良かった元同級生に連絡をして、就活活動をしていた時のことについて聞いたりもしました。
それによって知りたい情報を知ることができ、不安が和らげることはできました。
ただやはり、リアルタイムで同じ状況に置かれている人の様子を確認できないのは、とても心配でした。
だから私には、学校のキャリアセンター(就活関連)の先生だけが頼りだったのです。
もう、めちゃくちゃ連絡しましたよ。(笑)
一人で就活に臨むのは、不安で仕方ないんですから。
休学をしたことで、こんなデメリットを感じました。
卒業式もぼっちだ
私は現在、大学4年。
春には学校を卒業し、社会人になります。
卒業式って、寂しいですよね。
これまで一緒にいた仲間と別れ、みなバラバラの道に進んでしまうのですから。
でも、今年は違った意味で“寂しい”ことになりそうな予感。
・・・そう、友達がいないから。
「あれ?卒業式、俺ボッチやん?」って、気づいちゃいました(笑)
特に今年(2020)は特殊で、コロナウイルスが蔓延したせいで、オンライン授業がメインになってしまったんですよね。
学校で他の学生と顔を合わせる機会が無くなった結果、復学後も友達ができずじまいで。
「全くできなかったか」と言われるとそうではないのですが、“友情”が生まれるほど深い仲を築けた友達はできなかったです。
学校で独りぼっちは、なかなかつまらないものですよ。
休学をした人だけが体験する「デメリット」と言えるでしょう。
休学の「注意点」なら沢山ある
よくデメリットと勘違いされる、これらの項目。
- 就活への影響
- 社会人になるタイミングが遅れる
- 休学費用が掛かること
私は、デメリットではなくて、あくまでも「注意点」だと感じています。
なぜなら、人によってメリットにもデメリットにもなりうるから。
詳しく解説します。
就職活動への影響
休学したら、就職活動に響くんじゃないの?
だって、一年“休んで”るんだからね。
休まずにちゃんと4年間で卒業した方が、評価がよくなりそう・・・
確かに、影響はあります。
しかし、その全てが「悪影響」とは限りません。「好影響」になることも考えられます。
これは、休学中に何をしてきたかが非常に重要です。
例えば、本気で語学を学ぶため、海外留学に行ったとするじゃないですか。
- まず、海外に行ってみようという行動力
- 留学をしたいと思うほどの強い意欲
- 留学したことで得られたスキルや経験
などが評価されて、好影響を与える可能性も大いに考えられますよね。
留学によって、あなた自身を大いに成長させたからです。
それは、「休学でただ学校を休んだ」わけではなく、自分の目標に向かって本気で取り組んだからこそです。
では、何の目標もなく、「なんとなく休みたいから」って理由で休学した場合はどうなるか。
お察しの通り、就活では悪影響を与える可能性が高いでしょう。
- サボり癖があると思わる
- 目標を持って自己研鑽できないと思われる
- 無駄に1年遅れた子を取るくらいなら、しっかり4年で卒業した子を取った方が、今後の成長が見込める。
同じスキルを持った2人がいたとしたら、誰もが若い方を選ぶ。
など。
「なんで休学したの?」という質問に対して、あまり知られたくなかったり、堂々と言えなかったりする内容で休学をしようと考えているのなら、やるべきではないです。
かえって就職活動で苦戦することになるでしょう。
休学経験がメリットになるか、デメリットになるかは、あなた次第。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
社会人になるタイミングが遅れる
社会人になるタイミングが一年遅れるのは、デメリットかなあ?
得られたはずの「経験」や「給料」が無くなっちゃうわけだし。
これも、一概にデメリットとは言えません。
確かに一年遅れているので、社会人として働いていたら得られていたであろう、
- 一年分の給料
- 一年で身に付いたスキル
が無くなります。
しかし、休学の内容によっては、それ以上の価値が生まれることもあるでしょう。
例えば海外留学だったら、
- 外国語をペラペラに話せるようになった
- 実際に留学して、生活の違いや価値観の違い、文化などを学んだ
ということを考えられますよね。
それが、今後の人生を左右する大きな経験になったり、自分自身の強みとして社会で活かせるようになるわけです。
なので、結局は自分次第・内容次第・考え方次第です。
あなたの“休学”に価値があると思うなら、やって損はないでしょう。
休学費用が掛かること
休学費用がかかるのって、正直デメリットじゃない?
これに関しては、デメリットでもメリットでもないですね。
休学する上で、仕方がないことだから。
友達と旅行する時に、
「えぇー!交通費で5000円かかるの!?デメリットやん!」って言ってるようなもの。
あるいは、
「大学に通うのって、学費が数十万円かかるの!?デメリットやん!」なんて言う人もいませんよね。
それをしたいのなら、仕方なく発生する費用だからです。
その費用を支払うことで、体験を手に入れるんですよね。
休学費用に関して言うのなら、ぶっちゃけ「投資」と一緒です。
その一年間をお金で買って、それ以上に価値のあることができれば“メリット”。
何もせず、休学費用を払っただけなら“デメリット”と捉えることができるでしょう。
ですから、これらの内容はあくまでも注意点だと考えます。
まとめ
【休学のデメリットはたった一つ】
- 同級生の友達が周りにいなくなること
【注意点なら沢山ある】
- 就活への影響
- 社会人になるタイミングが遅れる
- 休学費用が掛かること
→自分次第で、メリットにもデメリットにもなります。
私は休学をして、本当に良かったと思っています。
学生の身分のうちに、完全フリーな時間を手に入れられたわけですから。
よく「まあ社会人になってから、仕事辞めればいいか」という人がいます。
仮に自分だけの責任で仕事をやめたとしても、社会の目は厳しいんですよね。
- なんで社会人なのに遊んでるの?
- 仕事しないなんて、だらしないね
- ニートじゃん、ニート。
って。
会社を辞めて旅をしている方が、よく言われるといってました。
「お前に関係ないだろ!俺の人生だから!」って感じで気にしなければいいのですが、何度も何度も言われたら、誰だってストレスになりますよね。
でも、学生の身分のまま休学をすれば、そんな“余計なお世話”を食らうこともありません。
自分のやりたいことを、社会の目を気にせずできるのは、学生のうちだけ。
後悔の無い選択をしてください。
もし休学に関して何か気になることがあれば、インスタやツイッターのDMへメッセージ下さい。