自転車への前段階として「ストライダー」を買ってみたのだけど、どうやって練習したらいいのだろう?
蹴って進むだけの単純な乗り物だけど、子供にとっては難しいんだね。
公園を勝手に走り回るくらい乗りこなすためには、何をどう教えたらいいのかな?
コツとかあれば、一緒に教えて欲しい。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ストライダーを買ったら、どう練習していくのか
- 余裕で乗りこなせるようになるための、4つのステップ
- 早く乗れるようになるためのコツ
自転車ショップで働く私が解説します。
最近は、ストライダー(キックバイク)が非常に人気ですよね。
ストライダーを経験してから自転車に乗る子供は、すぐに乗りこなせるようになります。
自転車への架け橋として最適なストライダーの練習方法を、詳しくお伝えします。
【4ステップ】ストライダーを乗りこなすまでの練習方法とは
結論からいうと、以下の順に練習しましょう。(※2歳-3歳をイメージしています。)
ここまでできれば、完璧ですね。
きっと、乗っているお子さんが一番楽しいんじゃないかなと思います。
それぞれのステップを、詳しく解説しますね。
立ち歩きでゆっくり進めるようになる
一番初めは、サドルに座らず、ただ歩いてください。
「立ち歩き」とでも言いましょうか。
サドルに座らなくていいの!?バランス感覚とか身に付くかな?
なんて思うかもですが、焦らずいきましょう。
最初に「立って歩く」練習をするのは、ハンドル操作を覚えるためです。
- ハンドルって、どうやって操作すればいいのかな?
- 進みたい方向に行くには、どのくらいハンドルを切ればいいのかな?
- ハンドルを切りすぎるとどうなるのかな?(詰まって転ぶ)
こんなことを、身をもって体験してもらうのです。
もちろん、誰しもいきなりハンドル操作をできるわけありません。
最初は転んでばかりでしょう。
でも、それを繰り返すことで、「ストライダー(自転車)を操作するには、絶えず自分でコントロールしなきゃいけないんだな!」ということが分かります。
サドルに座り、歩いて前に進めるようになる
ハンドル操作の感覚に慣れてきたら、サドルに座って歩く練習をしましょう。
最初はゆっくりと、ヨチヨチ歩きで大丈夫。
自分の足で地面を蹴り、前に進むことを覚えます。
サドルに座ると、座らない時とはまた違った“バランス感覚”が必要になるため、これに慣れるのです。
前に進みながら、ハンドル操作に不安がなくなるまで(無意識にハンドルが切れるまで)練習を続けましょう。
地面を足で蹴り、勢いよく進めるようになる
乗り慣れてきたら、だんだんと歩幅が大きくなってきますよね。
地面を力強く蹴るようになり、スピードも上がります。
最初はフラフラしながらの走行になるでしょうが、じきに慣れます。
慣れると、知らぬ間に「バランス感覚」が身に着きます。
このバランス感覚こそが、次に自転車を乗る上で最も重要なことになってきますから、ストライダーがいい練習になるんですよね。
ぶっちゃけ、力強く走れるようになったら、もう十分なレベルです。
両足を離して、バランスキープの練習
でも、更にやって欲しいことがあります。
両足を離して、バランスキープの練習ですね。
これができるようになれば、身に付いた“バランス感覚”は完璧です。
自転車に移行するにも不安がありません。
3歳半くらい(身長95cm~)から自転車は乗れますので、タイミングを考えてチャレンジしてみましょう。
ストライダーの練習をする場所は?
ストライダーの練習をするなら、以下の場所がオススメです。
初めは、起伏が少なくて平らな場所で乗ると上達が早いです。
周囲に障害物がなく、周りが見渡せる場所が適しています。
また、転んでもケガをしにくい芝生の上もオススメですよ。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ストライダーを乗りこなすための練習方法4ステップ】
- 立ち歩きでゆっくり進めるようになる
- サドルに座り、歩いて前に進めるようになる
- 地面を足で蹴り、勢いよく進めるようになる
- 両足を離して、バランスキープの練習
→3歳-4歳になったら、順次自転車にチャレンジしていきましょう。
この情報が少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!