自転車にチャイルドシートを付けたいのだけど、自分で取付することはできるのかな?
「プラスドライバーさえあればできる」って見たから、出来そうだと思って!
もしダメで、お店に持ち込むとしたら、工賃はいくら掛かるのだろう?
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- 自転車に、自分でチャイルドシートを付けることはできるのか?
- チャイルドシートの取り付けに必要な工具
- お店でやってもらう時の工賃(目安)
- 「工賃」よりも大事なこと
自転車ショップで働く私が解説します!
「チャイルドシートの取り付けは確かに簡単ですが…」
の続きを、深掘りしてお話ししましょう。
自転車のチャイルドシートは自分で取付できる?
チャイルドシートって、自分で取付できますか?
よく聞かれる質問です。
私の返答はこう。
取付できるとは思いますが、はたしてそれが正しく取り付け出来ているのか?
非常に不安です。だから、お店での取付をおすすめしています。
決して(店員である自分の)ポジショントークなどではなく、本音です。
仮に自分の母から聞かれたとしても、同じ返答をするでしょう。だって怖いもん…。
あなたのレベル感が分からない
チャイルドシートに限らず、何か簡単そうな作業を「自分でできますか?」と聞いてくる人は多いです。
正直レベル感によります。
「これまでどんな作業を経験して、どんなことならできますか?」って感じです。
“あなた”に対する情報が分からないから、何とも言えない。
でもね、最近ちょっと気づいたことがあるんです。
その手の作業に慣れている方(普段からメンテしたり、ネジ締めをしたり、DIYをしたり)は、そもそも「自分でできますか?」って聞いてこない気がするのです。
そのような方は、人に聞くよりも先に自分で調べて実行。
できなかったらお店に持ってくるってイメージ。
これをふまえて逆説的に考えると、「自分でできますか?」と考える人は、おそらく普段から工具を握らないような方です。初心者がほとんどだと思います。作業に慣れていないでしょう。
だから、結論として「お店に任せるのがオススメ」と言っています。
確かに「ねじを締める」だけ。でも…
確かに、チャイルドシートの取り付けは簡単な部類です。
プラスドライバーが一本あれば、取付できるものがほとんどだからです。
普段から工具を使うような作業に慣れている方からしたら、「ねじを締めるだけで、超簡単」という表現になるでしょう。実際自分もそう思います。
でも、同じ言葉で「初心者の方(例えばママさん)」に伝えられるかというと、悩みます。
「ねじを締めるだけ」という言葉には、沢山の注意事項が込められているから。
これらをひっくるめて「ねじを締めるだけ」です。
経験上、「ネットでみて自分でやってみました」という方で、すべて正しくできている例は多くないです。同じサイトを見ても、みんながみんな“同じように正しくできる”とは限らない。
もちろん、自分で挑戦してみるのもいいでしょう。楽しいですし。
でも、最終的に自転車ショップで“プロ”に確認をお願いします。
チャイルドシートの取り付けは「完璧」でなければならない
基本的に挑戦することはいいことです。学べるから。
それは初心者の方にも同じ考えです。
「とりあえず、自分でやってみてよ!」と、友達にはよく言います。
でも、チャイルドシートは例外かな。
なぜなら、“命”が乗る場所だから。完璧でミスのない作業を求められるからです。
別に、「カゴ」とか「荷台」とかを自分で付けるというなら、とりあえずやってみる精神はいいと思うのです。
仮に上手く取り付け出来ておらず、異変に気付いたとしても、走行中に止まればいいだけ。
でも、チャイルドシートは…?
ボルトが全然締まってなかったとして、もしトラブルが起きたら…?
恐らくもう既に、子供が転落してます。ケガしてます。
作業に不安があると怖いというのは、こういうこと。
自信が無ければお店に任せましょう。
チャイルドシートの取り付け工賃は?
お店に持ち込んだとして、取り付け工賃は「1000円~3000円」くらいが相場です。
ヘッドレストの有無や、海外製か、などで価格が変わります。
とはいっても、べらぼうに高いわけじゃないですよね。
1000円の節約をしようと自分でやって不安が残るより、プロに任せた方が安全安心だと思います。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【自転車のチャイルドシートは自分で取付できる?工賃は?】
- 取付に少しでも“不安”があるなら、お店に任せましょう
- 確かに取り付けは簡単ですが、慣れていない方がやるのは怖いです
- 何が不具合があった時、最悪チャイルドシートが外れて、子供が怪我をするからです
- お店に任せる時の工賃は1000円~3000円ほど
メカニックからの意見として、お話しさせていただきました。
少しでもあなたの心に響けば嬉しく思います。
ご覧いただきありがとうございました!