子供を乗せられる自転車を買おうと思っているのだけど、電動アシスト付き自転車だと結構高いんだね。
15-20万円くらいすると知って、びっくりしたよ!
さすがにそこまで出せないから、“電動無し”の子供乗せ自転車を検討中。
何かオススメの車種ってある?
人気の車種ってある?
候補の一つとして参考にしたいから、教えて貰えると嬉しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- “電動なし”の子供乗せ自転車のオススメ
- 丸石サイクル「ふらっかーず」シリーズの紹介
- 普通のママチャリにもチャイルドシートは付けられるが、オススメしない理由
- 本当に電動アシスト付き自転車ではなくていいのか?
→値段だけ見て非電動モデルを選ぶのはオススメしない理由
(運転が苦になり、自転車を使わなくなるパターンをよく見てきた)
自転車ショップで働く私が解説します!
子供乗せ自転車が使えるのは、表記上早くて1歳から(前乗せモデル)。
…ですが、安全に乗ることを考えると最速でも1歳半からの使用がオススメ。
後ろ載せモデルに関しては、早くて2歳ですね。
お子様が1歳半未満であれば、まだ自転車を買うの早いかもしれません。
年齢が達しておられましたら、本記事を読みすすめてみて下さい。
“電動なし”子供乗せ自転車のオススメは?
結論:丸石のふらっかーずシリーズ2車種
結論からいいますと、“電動無し”の子供乗せ自転車のオススメは2車種あります。
丸石サイクルから発売されているこれらのモデルですね。
電動無しの子供乗せ自転車のド定番。
もちろん他メーカーにも非電動子乗せ自転車は存在しますが、値段と質、乗りやすさを考えれば自ずと「ふらっかーずシリーズ」が最有力候補に挙がってきますね。
実は、いろいろ悩むほどほどいくつも種類がないのも理由の一つですが。
ふらっかーずシリーズは、非電動子乗せの代表的なモデルと言ってもいいでしょう。
多分、どこの自転車屋に行っても紹介されると思います。
ふらっかーずココッティとシュシュの選び方
2車種紹介しましたが、これらは好みで選ぶというよりも「お子様の年齢で選ぶ」って感じです。
どっちがよくて、どっちが悪いという話ではないですね。
お子様に対して適切な方を選びます。
子乗せ自転車には主に2種類あります。
…前のハンドル部分に大きなチャイルドシートが付く。カゴは併用できないが安定性抜群。3人乗り可能。
【後乗せタイプ】
…前かごが付いた状態で前後にチャイルドシートを付けられる。3人乗り可能。ただし、前のチャイルドシートの作りが「前乗せタイプ」に比べてむき出しになるため危険性が増す。前乗せタイプに比べて前側対応年齢が短い(3歳未満まで)
どちらも最大3人乗り可能(親+子+子)ですし、前後にチャイルドシートを付けられるのも変わりません。
ただ、付けられるチャイルドシートが変わるので、何歳の子を乗せるかによって選ぶのが変わるんですね。
ふらっかーずの2車種でいうと…
- シュシュが「前乗せタイプ」(前チャイルドシート標準装備。カゴ無し。)
- ココッティが「後乗せタイプ」(チャイルドシート後付け。カゴ付き。)
になります。
1歳から1歳半くらいの早い時期から子乗せを使うとなると、“前乗せ”タイプがオススメです。
つまり「ふらっかーずシュシュ」ですね。
2歳以上から使い始めるとなれば、“後ろ載せタイプ”の方が便利に長く使えるでしょう。
「ふらっかーずココッティ」がいいと思います。
…という感じで、ザックリならこれでもう自転車選びが終了です。(笑)
本当に「電動なし」でいいの?
ただ、いきなり「なるほど!ふらっかーずを購入しよう!」となったとしても、1点だけどうしても確認したいことがあります。
ということ。
値段だけ見て「非電動が安いからを買おう」となりがちですが、その選択をあとで後悔する声を何度も聞いてきました。
だから、私はしつこく「ほんとに電動ではなくていいのか?」と問います。
それゆえ、やはり最初に考えていただきたいのは「電動アシスト付き」の自転車です。
確かに高価ですが、安いからと言って非電動を買っても乗らなくなったら意味がありませんから。
- 「それでもやっぱり高いから…」
- 「わたしには電動自転車は必要ないかな…」
という方は、以下の条件に当てはまるか確認をしてみて下さい。
要するに「ほんのわずかな距離」で「きつくない道」であれば、非電動の子乗せ自転車を検討してもいいかなと思います。
でも、どれか一つでも条件に外れたものがあれば、個人的には経験上オススメはしませんね。
とにかく重くて重くてきついからです。
「坂がないから大丈夫」と考えるかもですが、実は平坦でも漕ぎだしがめちゃくちゃしんどいんですよね。止まっているモノを動かす時に膨大なエネルギーが必要になります。
その“しんどい”部分を楽にしてくれるのが電動アシストです。
後悔のないよう検討をしてみて下さい。
ママチャリにもチャイルドシートは付けられる…がオススメしない
非電動とはいえ、ふらっかーずシリーズでも結構な値段するな…。
よく自転車屋に売ってる1万2万くらいの安い自転車を、子乗せ用に使うことはできないのかなあ?
荷台が付いていればいいんじゃないの?
中にはこのように思った方もいるでしょう。
実はその通り。
「子乗せ用」をうたう自転車ではなくても、条件さえ合えばチャイルドシート(後ろ)の取付は可能です。
条件というのは以下の2つ。
これは自転車自体にシールが貼ってあったり、あるいは商品詳細ページで確認ができます。
お店に行くなら店員に聞いても良いでしょう。
まあとにかくですね、普通の「ママチャリタイプ」の自転車にもチャイルドシートは取付できます。
…が、あまりオススメはしません。
理由は「子供を乗せるために最適な設計になっていないから」という点です。
ママチャリに付けられるのはあくまでも、
- フレームは耐えれるでー!
- 後ろの荷台も頑丈だから大丈夫やでー!
ってだけなんですよね。カタチ上は付く…というそれだけ。
子乗せ状態に最適化された設計で自転車が作られているかというと、そうではありません。
しっかりとた子供乗せ自転車を見ている方ならお気づきかもしれませんが、
- たいてい車輪の径が小さい(20インチ)
- 前後車輪の間隔が広い
- タイヤが太い
- 楽に立てられるスタンドが付いている
- ハンドルロック機能が付いている など
といった特徴があります。
特に重要視するのは赤字の2点。
- たいてい車輪の径が小さい(20インチ)
→車輪を小さくすることで重心を低くし、走行が安定する。
→チャイルドシートの位置が下がり、子供を乗せやすい
- 前後車輪の間隔が広い
→「ホイールベース」を広くすることで安定した走行。楽に走れる。
子乗せ自転車というのは、もちろん用途に最適化された設計なのです。
一方で普通のママチャリは違いますよね。特に考えられた設計にはなってません。
チャイルドシートを付けることもできますが、漕ぎにくい、安定しにくい、子供を乗せにくい…といったデメリットが目立ちます。
なので、値段を考えて非電動を選ぶにしても、最低限「子供乗せ向けモデル」として作られたものを選ぶと良いですよ。
あらためてふらっかーずシリーズがオススメです。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【“電動なし”子供乗せ自転車のオススメは?】
- 最有力候補は丸石サイクルの「ふらっかーずシュシュ」「ふらっかーずココッティ」
- お子様の年齢によってどっちのモデルにするかは選ぶと良い
- ただ、「本当に電動アシストなしでいいのか?」はよく考えて欲しい
- なぜなら、非電動モデルを買って後悔したという声を聞くから
- ママチャリにもチャイルドシートは付けられるが、専用設計ではないため、オススメはしない
というわけで以上です。
よければ自転車選びにお役立てください。