
ロードバイクは高いから、盗難が心配。
どんな鍵を選んだらいいのかな?
何かオススメがあれば教えてよ!
こんな方へ向けた記事です。
ロードバイクって、手頃なモデルでも10万円、高いモデルだと100万円を超えるものまであります。
サイクリングで使う方、通勤・通学で使う方、用途は様々あると思いますが、どんな使い方でも不安になるのが「盗難」へのリスクです。
盗まれないよう「鍵」をかけて愛車を守る必要があります。
そんな時、
「一体どんな鍵を選べば良いのかな?」
と、悩みますよね。
そこで本記事では「ロードバイクで使う鍵の選び方」について紹介していきます。
実は、必ずしも“頑丈な鍵”って必要ないんですよ。
是非ご覧ください。
ロードバイクに使う“鍵”の選び方
ロードバイクに使う鍵は、シチュエーションによって選び方が異なります。
- 長時間目を離す場合は、盗難へのリスクを最重視して「頑丈な鍵」
- ほとんど目を離さないなら、走行の邪魔にならない「軽くてコンパクトな鍵」
を選ぶと良いですよ。
それが目的に対して最適だからです。
例えば、
- 通勤
- 通学
- 目的地で観光を楽しむ
- スーパーなどの施設に寄る
といったように、30分以上自転車から目を離す機会がある方は、頑丈な鍵を選びましょう。
このような使い方の場合、「走行性」よりも「盗難リスク」を重視した方が良いからです。
頑丈な鍵はごつくて、重いです。
「ロードバイクで長距離を速く走りたい」という方に対しては、走行の邪魔になってしまうので向いていません。
しかし、上記のような場合、【目を離している時間=自転車に乗らない時間】が長いですよね。
なので、走行性を求めるより、盗難に対するリスクを重視して、頑丈な鍵を選んだ方が良いです。
逆に、自転車に乗っている時間がほとんどで、目を離す隙があまりない方は「軽くてコンパクトな鍵」を選んだ方が良いです。
例えばこんな使い方をする時です。
- サイクリングをする方
- ロングライドに出かける時
- 軽い休憩しか自転車から目を離さない方
確かに、頑丈な鍵に比べて盗難への信頼性は落ちます。
でも、そもそも自転車から目を離さなければ盗まれることってないですよね。
だから、全く問題ありません。
ところで、中にはこんな方もいるでしょう。

平日は通勤、週末はサイクリングに使うんだけど、
どちらの鍵を選べば良いのかな?
このような場合は、2種類の鍵を購入して使い分けるのがベストです。
長時間目を離す時:頑丈さ重視でオススメの鍵は?
「長時間目を離すような状況で使うから、頑丈な鍵が欲しいな」
という方にオススメなのが、これら4種類の鍵です。
- チェーンロック
- ケーブルロック
- ブレードロック
- U字ロック
詳しく紹介します。
※紹介する鍵は、「ABUS」というメーカーに絞りました。
世界的に有名な鍵メーカーで、オススメです。
強度試験、切断試験など、様々な厳しい試験をクリアしているので、とても信頼できる製品だからです。
チェーンロック
鎖状のチェーンが布で覆われているタイプの鍵です。
想像通り重たいですが、とっても頑丈。
盗難への信頼性は抜群です。
ただ、携帯性は悪いです。
フレームに取り付けるためのアタッチメントは無いので、リュックに入れたり、フレームに掛けて持ち運ぶ必要があります。
ちなみに私が自転車で日本一周をした際は、ABUSのチェーンロックを使っていました。
ケーブルロック
通勤・通学をする方に人気なのが「ケーブルロック」。
クルクル巻いた状態で保管できるので、比較的コンパクトになります。
付属のアタッチメントを使えば、その状態で自転車に取り付けることができ、携帯性も◎。
長さがあるため、動かない物体と一緒に自転車に鍵をかける「地球ロック」もやりやすくて、オススメです。
ブレードロック
板状の“ブレード”を連結したタイプの鍵です。
頑丈でありながら、収納時にコンパクトになるのが魅力的。
こちらも自転車本体に取付できるアタッチメントがあるので、持ち運びやすいのもポイントです。
U字ロック
バイクによく使われる「U字ロック」。
様々ある鍵の中でもU字ロックの強度が一番高いと言われ、オートバイや原付バイクにも使用されているタイプです。
出先での長時間駐輪はもちろん、自宅で屋外保管する方にもオススメです。
ただ、携帯性は良くありませんので、リュックなどに入れて持ち運ぶ必要があります。
ほとんど目を離さない時:携帯性重視でオススメの鍵は?
「サイクリング中のコンビニ休憩くらいしか目を離さないから、軽量でコンパクトな鍵が欲しいな」
という方は、ワイヤーロックがオススメです。
ワイヤーロック
手のひらサイズでコンパクト。
サドルバッグや、ツールボトルに入れて持ち運べるため、携帯性抜群です。
重量も92gしかないため、ロードバイクで大切な“軽さ”にも影響しません。
ただ、どうしても盗難面での信頼性には欠けるので、長時間自転車から目を離すような使い方には不向きです。
盗難対策への大原則
ロードバイクの盗難に対して、鍵をかけるのは非常に効果的です。
しかし、鍵に頼りすぎてはいけません。
ロードバイクを盗まれないための大原則として、以下の2点を心がけましょう。
- むやみにロードバイクを使わない
- 最強の盗難対策は「自転車から目を離さないこと」
むやみにロードバイクを使わない
長時間駐輪をすることが分かっていたり、ちょっと買い物に行くためだけに、ロードバイクを使うのは危険です。
もしそれがメインの使い方になっているのなら、街乗り用に別の手ごろな自転車を購入するなりした方が良いですよ。
いつ盗まれてもおかしくありませんからね。
最強の盗難対策は「自転車から目を離さないこと」
自転車から目を離さないことこそが、一番の盗難対策です。
サイクリング中なら、例えばこんな心がけができます。
- ドリンクは自動販売機で購入する
- 食事休憩にはガラス張りのお店を選び、常に自転車を確認できるようにする
- 仕方なく駐輪する時は、なるべく人目に付かない場所を選ぶ
小さな意識で、盗難リスクはぐっと下がります。
まとめ
記事のまとめです。
- ロードバイクで使う鍵は、使い方によって変わる
⇒長時間目を離すなら「頑丈な鍵」
⇒あまり目を離さないなら「手軽でコンパクトな鍵」 - 頑丈な鍵には4種類ある
特性の違いがあるので、気に入ったものを選ぼう - 手軽でコンパクトな鍵は、ワイヤーロックを使おう
- 盗難リスクへの大原則
・むやみにロードバイクを使わない
・自転車から目を離さない
ロードバイクの鍵選びの参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。