
初心者の私におすすめの携帯工具ってどれ?
初めて買うから、どれを選んだらいいか全くわからないよ。
どんな機能が必要で、どのメーカーのがいいのかな…?
失敗したくないし、「ベストな商品」を教えて欲しいんだけど!
こんな方におすすめの記事です。
【この記事で分かること】
- ロードバイク初心者が選ぶべき携帯工具
- どの工具が備わっていれば、どんな作業ができるのか
- 携帯工具に必要のないと思う機能
- “チェーンカッター”は必要か
- オススメする具体的な商品4選

自転車ショップでメカニックとして働く私が解説します!
初めて携帯工具を買う時って、どれを選んだらいいか全く分からないですよね。
私もそうでした。
「何の工具が付いていればいいのだろう?」
「一体、どんな作業ができるのだろう?」
よく分からないまま、“無駄に多機能なモデル”を選んでしまう方も少なくありません。
いっぱい使えた方が、なんとなく魅力的に感じるからですね。
でもそれって、本当に使うのでしょうか?
使わないのなら、ただの重りになってしまいますよ。走行の妨げです。
この記事を見ることで、ロードバイク初心者方が選ぶべき携帯工具が分かります。
絶対に、失敗はさせません!
是非ご覧ください。
携帯工具とは?
携帯工具とは、サイクリングで持ち運ぶ「携帯用の工具セット」のことです。
サイクリングの必需品で、基本的に走る距離に関わらず常に持ち運びます。
携帯工具の中には、値段の異なる色々な種類がありますよね。
多くは値段が高くなるにつれて、備わっている“工具の種類数”が増えていく傾向です。
「六角レンチ」「プラスドライバー」などなど…
を、個々に持つ必要が無いので、コンパクトで便利です。
ただ、あくまでも携帯用。
家で自転車のメンテナンスをする時は、非携帯用の工具(ばら売り)を使った方が、作業はしやすいですね。
自転車と一緒に持ち運ぶ専用の工具といったイメージでOK。
携帯工具の使い道
使う場面としては、「ちょっとした調整をしたい」「トラブルの修理をしたい」といった時に使います。
具体的に言うと、こんな時。
- サドルの高さ調整
- ハンドルの高さ・角度調整
- 変速機の調整
- 各ボルトを緩める、締める時
特に、「サドルの高さ調整」に使われることが多いです。
初心者が選ぶべき携帯工具は?
「何を基準に選んだらいいのか?」を、詳しく解説しましょう。
必要な機能だけを備えた“コンパクトなモデル”でOK
結論、「よく使う必要な機能だけ」を備えたモデルでOK。
具体的に言うと、この機能さえ付いていればいいですよ。
- アーレンキー(六角レンチ)の2,3,4,5,6mm
- プラスドライバー
必須工具なので、たいていのモデルに付いていますが。

こんなに少なくて大丈夫なの?
いくらコンパクトでも、出来ることが少ないのは嫌だよ。
大丈夫です。これらで十分。
なぜかというと、アーレンキーとプラスドライバーさえあれば、多くの作業ができるからです。
六角レンチ2mm |
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六角レンチ3mm |
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六角レンチ4mm |
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六角レンチ5mm |
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六角レンチ6mm |
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プラスドライバー |
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よく分からないと思いますが、参考程度に。
要は、「結構な作業ができますよ!」ということを伝えたいのです。
ですからあらためて、
- アーレンキー(六角レンチ)の2,3,4,5,6mm
- プラスドライバー
さえあれば、十分ですよ!
最低限の機能を持った、コンパクトなモデルのことですね。
多機能な携帯工具は基本的に必要なし
「なんとなく沢山機能がある方がいいかな!」
そう思う方も少なく無いでしょう。
でも、基本的に必要ないです。使わないから。
それでももし、「多機能のにしようかな・・・」と迷っているなら、具体的に考えてみてください。
それらの工具を使うシーンを。
多分、思い浮かばないはずです。
ただの重りになってしまうだけですから、必要ないのに“なんとなく”で多機能なモデルを選ぶのはやめましょう。
チェーンカッターはあった方がいい?
「チェーンカッターはあった方がいいかな・・・?」
と、迷っている方もいるでしょう。
ロングライドをする時にどうしても心配なら、チェーンカッター付きの工具を選んでもいいと思います。
もちろん、やり方を知らなければ、使うことはできませんが。
とはいえ、基本的に必要ないです。
出先でチェーンカッターを使うシーンって、「チェーンが切れた時」です。
応急処置的にチェーンをつなぎ直して、走れるようにするために使います。
そう聞くと「あった方がいいかもな」と、心配になるかもしれませんが、いらないです。
なぜなら、チェーンが切れることは滅多にないから。
私は自転車ショップで働いていますが、「走行中にチェーンが切れた」なんて話は、4カ月に1回くらいの頻度でしか聞かないです。
それくらい、稀なトラブル。
そして切れる人の特徴は、「ちゃんとチェーンを交換していなかった」ことがあげられます。
交換時期を管理して、しっかりとチェーンを交換していれば、切れることはまずないです。
だから、基本的にチェーンカッターは必要ないですね。
ロードバイク初心者におすすめ!【携帯工具4選】
どんな機能が必要で、何が不必要か、分かりましたね。
初心者のあなたが選ぶべき工具は、
- アーレンキー(六角レンチ)の2,3,4,5,6mm
- プラスドライバー
の付いた、コンパクトなモデルでOK!
オススメ4選を紹介します。
TOPEAK(トピーク) ミニ 6 L
友達にも、お客様にも、強くお勧めしているのが「トピーク ミニ6」ですね!
先ほど紹介した「最低限の工具」しかありませんが、それでいいのです。
それがいいのです。
重量73gと、超軽量。
工具としての精度もよく、作業がしやすいです。
初心者の方には、強くおすすめする携帯工具。
初めにコレを買っておけば、不満に感じることはないでしょう。
クランクブラザーズ MULTI-5
トピークの「ミニ6」に比べ、「六角の2mm」が無いモデル。
リアディレイラーやフロントディレイラーの調整をしなければ、これで十分かも。
見た目で気に入ったら、選択肢としては良いですね!
でも、「六角2mm」も捨てがたい。。。
なので、個人的にトピークのミニ6の方がいいかなと思います。好みですが。
topeak(トピーク) ミニ 10
こちらの工具は、
- 六角レンチ: 1.5、2、3、4、5mm
- トルクスレンチ : T10、T15、T20、T25
- (+) ドライバー
が備わっております。
「トルクスレンチ」が必要な方は、ミニ6ではなくて、こちらを購入するといいでしょう。
トルクスレンチとは、「★」型のレンチのこと。一部高級車のハンドル周りに使われていることがあります。
トルクスレンチが必要なければ、基本的に「ミニ6」でOK。
TOPEAK(トピーク) ミニ 18+
「やっぱりチェーンカッターは必要!」
そう思う方におすすめなのがコチラ。多機能な携帯工具です。
- 六角レンチ:2、2-L、2.5、3、4(2本)、5、6、8、10mm
- トルクスレンチ:T25
- (+)ドライバー
- (-)ドライバー
- スポークレンチ:14G、15G
- チェーンツール:シマノHG(6~10速)
- アノダイズドアルミ合金タイヤレバー
マイナスドライバー、ニップル回し、チェーンカッター、タイヤレバーまで付属。
非常にマルチに対応できる工具ですね。
「ロングライドでトラブル対策を万全にしたい!」
そんな方におすすめです。
しかし、普通に使うだけなら、こんなに多くは必要ないです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
あらためて、本記事の要点をまとめます
【ロードバイク初心者に必要な携帯工具は?】
これらが備わっていれば十分。
- アーレンキー(六角レンチ)の2,3,4,5,6mm
- プラスドライバー
→ほとんどの作業ができます。
無駄に多機能なものを買っても、実際は使わないことがほとんど。
ロードバイクでは「軽量さ」も大切ですから、必要な機能だけを持っていればよいのです。
最もおすすめする携帯工具は、「トピーク ミニ6」。
これさえあれば、あらゆる作業ができますよ!
本記事の内容がお役に立てば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!