【免許不要に!】電動キックボード「LUUP(ループ)」の始め方
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【トラブル予防】日本一周中に行っていた自転車メンテナンスとは

皆さんが日本一周をするにあたり「自転車のメンテナンスが必要」だということは知っていても、どこをメンテナンスをしたらいいのかって分からないですよね。

しかし、知らないからといってメンテナンスをせずに乗り続けると大きなトラブルを起こしかねませんから、日本一周を完遂させるためにも日々のメンテナンスは欠かせません。

 

そこで皆さんに、私が日本一周中にどのようなメンテナンスを、どのくらいの頻度で行っていたのかをご紹介します。

【気になる】街で見かける電動キックボード「LUUP」とは?
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メンテナンスした箇所

実際に私がメンテナンスを施したのはこちらです。

・タイヤ
・チェーン
・フレーム
・革サドル
・F/Rディレイラー
・ブレーキシュー
・各ボルト
・ホイール
・バーテープ
これから一つずつ詳しく解説していきます。

タイヤ

空気圧

一番メンテナンスをした回数が多いのはタイヤの空気圧で、2週間に1回程度空気を入れておりました。

 

これは旅関係なくすべての自転車乗りが必要な作業です。空気圧が低いと「リム打ち」と呼ばれるパンクの原因になりますし、なにより本来のパフォーマンスが発揮されません。

 

空気は乗っても乗らなくても必ず減りますから、タイヤ側面に書いてある適性空気圧を守り、適切な状態を保ちましょう。

 

空気を入れるために毎回使っていたのは、日本中に店を構える「サイクルベースあさひ」です。あさひには必ず空気入れがお店の外に置いてあるので、わざわざ許可を取る必要もなく使いやすかったです。

タイヤ交換

私が使っていたのはシュワルベの「マラソン」という耐久性に優れたタイヤですが、それでもリアタイヤは6000kmで一回交換しました。

 

多くのタイヤにはウェアインジケーターが付いておりますから、溝の有無で交換時期を判断してみてください。

 

溝の擦り減ったタイヤはグリップも排水性も無くなり、パンクもしやすくなってしまうため早めの交換をお勧めします。

チェーン

毎日長い距離を走り、強い負荷を受けているのがチェーンです。

チェーンのメンテナンスには、注油とチェーン交換がありました。

注油

自転車用のチェーン油を使って注油します。頻度は300-500kmに一回でした。

注油の際に気を付けていたことは、なるべく油がなくなるギリギリのところまで待ち、さらに注油の量も最小限にしていました。

 

下手に塗りすぎてしまうと、かえってそれがゴミを拾い抵抗になってしまうからです。

 

本来は古い油を拭いてから新しい油を付けるべきなのですが、日本一周中ということで道具もなく掃除も出来なかったため、この点に注意しておりました。

 

注油を怠ると変速が悪くなったり、パーツ同士の摩擦が増えて寿命が極端に短くなります。他にも抵抗が増えて軽やかに走ることができない等、デメリットしかありません。

 

最悪の場合チェーンリングの歯が削れて力を加えられない状態になりますから、注油はとても大切です。

 

注油方法についてはあさひのページに詳しく説明がございましたので、そちらをご紹介いたします。

注油はピンポイントです。たかが注油、されど注油。 【動画つき解説】 | ぶろぐ・で・あさひ
いつもベストコンディションで自転車に乗りたいのなら、日ごろのメンテナンスは欠かせません。メンテナンスといえば、掃除と注油、この2つの繰り返しですが、注油はとても繊細な作業です。注油の仕方、コツをご紹介していきます。

チェーン交換

チェーンは消耗品であり、必ず伸びが生じます。

 

私が使っていた8速のチェーンは通常使用で4000-5000km程で伸び切り、寿命を迎えるはずです。

しかし、私の使っていた自転車はトータル125kgもの重量を抱えて走行しており、チェーンにかかる負荷が通常よりもうんと大きかったです。

そのため、私の場合は例外なく2000kmおきに伸び切ってしまい、交換をしておりました。

(ちなみに、チェーンの伸びを確認するために「チェーンチェッカー」を使っていました)

 

自転車店でアルバイトをする中で沢山のチェーン交換を経験してきましたから、これが異常な早さだということが分かります。

チェーンが伸びても交換せずにいると、チェーンが掛かっている他のパーツ(スプロケット・チェーンリング・プーリー)を削ってしまうため早期の交換が必要です。

フレーム

フレームのメンテナンスとは単純に掃除のことです。頻度はバラバラで、汚れが目立ってきたらキッチンペーパーや捨てるスポンジを使って拭いていました。

 

日頃から自転車をきれいに保つことで、パンク修理などトラブルが起きた際もそれほど手を汚さずに作業することができます。

 

いつも愛車にお世話になっているでしょうから、恩返しとして掃除をしてあげましょう。

革サドル

私が使っていたのは「革サドル」であったため、メンテナンスが必要でした。

 

50日に1回ほど油を塗ったり、革のテンションを調整するなどをし、状態が悪くならないよう保ってました。なお、サドルに関して書いた記事がございますので、気になる方はこちらをご覧ください。

F/Rディレイラー

変速調整

F・Rディレイラーの主なメンテナンスは変速調整です。

チェーンと同じようにワイヤーも必ず伸びが生じます。伸びるとテンションが変わり変速が上手くいかなくなるため、その都度メンテナンスが必要です。

 

特にワイヤーを新品に変えた後(新車も)は「初期伸び」といって大幅にワイヤーが伸びてしまいますから注意が必要です。

 

荷物を載せたまま調整した方法は、

ある程度感覚で調整→乗りながら変速チェック→張るor緩める

を繰り返して調整していました。

詳しい調整方法については今回のテーマでは割愛させていただきます。

ワイヤー交換

ワイヤーは寿命を迎えるとこのように切れます。変速回数の多いリア側の方が切れやすく、私の場合は3000kmに1回のペースで交換しておりました。

 

Wレバーの場合は1本切れてしまっても構造上変速することができますが、STIやラピッドファイア等の場合、中で引っかかってしまい変速ができなくなります。

 

また、完全に切断してしまった場合はワイヤーを張ることが出来なくなり、一番重いギヤ固定になってしまいます。

 

ただでさえ荷物が重いのに軽いギヤが使えないと走れるはずも無いので、常に予備を持って対策していました。

 

ご自身で交換作業が出来なければ、「2500kmおき」などのように一定距離を走ったら交換するように決めておいた方が良いかもしれません。

 

少し勿体ない気もしますが、山で突然切れて走れなくなるよりはマシです。

ブレーキシュー

ブレーキシューは使うごとに減っていき、しまいにはブレーキがほとんど効かなくなってしまいます。荷物を何十キロも載せている自転車にとって特に気を付けなければいけないポイントです。

 

ブレーキシューには大抵交換時期を示すラインが引いてありますから、そちらを目安に交換することになります。

 

雨の日に走ると消耗が激しいため、何度か走行してしまった後は確認してみてください。

各ボルト

ボルトのメンテナンスは、増し締めを行って緩んでいないかチェックすることです。

2000kmごとに自転車・バッグ類含むすべてのボルトをチェックしていました。

正直、ボルトの緩みに気づくのは初心者には難しいです。

 

自転車のメカニックはよく「音」で自転車にガタが無いかどうかを判断することがあるのですが、私がボルトの緩みに気づくことができたのも音でした。特に荷台が緩むことが多く、走行中「カチッ」「ギィーッ」という音から異変を感じ、発見することができました。

 

そういったことを無くすため、一定期間走るごとに全てのボルトをの締め直しを行い点検していました。

 

面倒ではありますが、荷台を留めるボルトのように力が加わった場所が緩んだままになると、最悪ねじ山をつぶしてしまう場合もありますから、この作業は必ず行いました。

ホイール

ホイールのメンテナンスをしていたのは2か所あります。

スポーク

雨で停滞中など、時間がある時にスポークの張りを手の感覚で確認していました。

 

私が日本一周へ出発した直後にホイールから異音がするというトラブルがあったのですが、それがスポークの緩みが原因でした。

とにかく荷物が重く、ホイールにかかる負担(ねじれや振動)も大きかったために起きたと考えています。

 

そのため、たまにスポーク全てを手で触り、ある程度均一にテンションが出ているかどうかを確認していました。

リムの振れ

ホイールにかかる負担の大きさから振れが出やすいです。

 

私はニップル回しを持ち歩いておりましたので、自転車をひっくり返してブレーキシューとの隙間で振れ取りを行っていました。

 

 

ブレーキのテンション調整を利用して左右どちらかをリムに近づけることで振れを確認し、調整します。

 

少し慣れが必要ですが、これが出来るようになれば出先でのスポーク交換にも対応できるようになります。

バーテープ

自転車は基本壁に立てかけます。その際にバーテープを傷つけてしまうことがあり、汚くなったら交換していました。

バーテープは見た目以上に衛生的に汚れていますから、外傷がなくても定期的に交換されることをオススメします。

 

交換に必要な道具はハサミのみなので、ゲストハウスやライダーハウスに泊った際に道具を借りて行っていました。ビニールテープやセロハンテープがあればなお良いです。

自分でメンテナンスが出来なければ・・・

ここまで私のメンテナンス方法を紹介してきましたが、初心者の方が全てをこなすには難しいと思います。

 

そこでぜひやって頂きたいのが「自転車ショップでの点検」です。

工賃が掛かるからと言ってメンテナンスを怠ってはいけません。

 

スポーツバイクはとても繊細な乗り物で、常に調整が必要だと言っても過言ではないくらい手が掛かります。

あなたが気づいてないトラブルも、あるいはそのまま放置していたら起こったであろう重大な問題も、プロに見てもらうことで発見することができます。

 

具体的なトラブルが無くてもチェックのみで受け付けてくれるお店も多いでしょうから、是非そちらをご利用ください。

 

チェックだけで済めば安いですし、仮にメンテナンスが必要になったとしてもそれは自転車を使う上で必ず掛かる費用ですから惜しんではいけません。

まとめ

今回は自転車日本一周をする上でどのようなメンテナンスが必要になったのかをご紹介しました。

 

自転車を酷使するのですから、それなりのメンテナンスが必要になります。

この「メンテナンス代(修理代)」もしっかりと予算の中に組み込んでおいた方が良いです。

 

お金が無いからと言ってスルーしていると、あなたをリタイアに追い込むようなトラブルが発生してしまいますよ。

あなたが安全に完走できるよう、経験者として少しでもお役に立てれば幸いです。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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