
ビアンキの「ビアニローネ7(ソラ・105共通)」に乗っているのだけど、出先で駐輪できるように“キックスタンド”が欲しいなあ。
ところで、取付できるキックスタンドは、どんなものがあるのだろう?
選ぶときに注意すべきことがあれば教えて欲しいなあ。
こんな方にオススメの記事です。
【この記事で分かること】
- ビアンキ「ビアニローネ7」に取付可能なキックスタンド
- キックスタンドを選ぶ上での注意点
- ポジションによる「かかとの位置」の話

こんにちは、かけるです。
今回は「ビアニローネ7」に付けられるキックスタンドについて紹介したいと思います。
これまでに私は、おそらく20台以上のビアニローネを販売してきました。
そこでよく聞かれるのが「キックスタンドって付きますか?」という質問。
この質問、簡単なようで、実ははっきりと答えづらい“難しい質問”なのです。
その点についても、詳しく解説していきますね。
少しでも参考になる点があれば幸いです。
ビアンキ「ビア・ニローネ7」に取付可能なキックスタンドは?
ビアニローネには、「専用キックスタンド」といった純正品はありません。
ですから、取付ができる品を自分で見つける必要があります。
では、どんなキックスタンドが取り付けられるのか?
結論から言いますと、ニローネに取付できる“可能性の高い”キックスタンドは、これらのようなものです。実際に取り付けたことのある実績から紹介をします。
ポイントは2点。
重視すべきは「でっぱり(薄さ)」ですかね。
例えば、このような“ステーが厚く、ゴツいスタンド”の取り付けは厳しいです。
本当は、個人的にこっちのスタンドの方が安定性がよくておすすめなのですが、ニローネには付かない可能性が高いのです。
結構、ニローネに対するスタンド選びは難しい…。
取付はできる。しかし、足と干渉する問題。
「取り付けできないスタンド」といっても、真に取付できないわけではないのです。
ボルトを締め、スタンド自体を自転車に固定することはできます。
しかし、問題が一つ。
ということ。先ほど紹介した“ごつくて分厚いスタンド”がニローネに向いていないのも、この理由からです。
ビアンキのニローネに限らず、基本的にロードバイクへのスタンド取付は難しいものです。
こちらの記事( ロードバイクにキックスタンドを取り付けるには?【条件は3つ】 )でも少し説明しておりますが、ロードバイクへのスタンド取付が難しい理由の一つが「チェーンステーの短さ」なんですね。
短いがゆえに「付けられるけど、かかとが当たる。だから付けられない。」となるわけです。
ビアニローネのフレームサイズも影響
これまでお客様のニローネにキックスタンドを取り付けてきた経験を話しますと、「フレームサイズが50cm未満」だと、取付がめちゃくちゃ難しくなります。
付かないと思った方がいいでしょう。
これは、先ほど「取り付けができる可能性が高いスタンド」として紹介した二つも、厳しかったことが多いです。
逆に50cm以上であれば、紹介したスタンドなら付けられた実績があります。
サドルの高さと靴底の厚さ
「キックスタンドとかかとが擦れてしまうかどうか?」は、フレームサイズの他に、2つのポイントも影響します。
サドルの高さ
しっかりとサドルの高さが出ていて、下死点(ペダルが一番下)に来た時に、かかとがある程度上がっているのが望ましい。
ここでサドルが低くて、「足が寝る→かかとが下がる→スタンドに当たりやすい」となります。
ただ、実際にこの問題が発覚するのは「取り付け後」なので、付けてみない事にはなんともわかりませんが…。
靴底の厚さ
同様に、「靴底の厚い靴」とか「ごつい靴」を履いていると、それだけかかとがスタンドに触れやすくなります。
仮に1cmでっぱりが増えるだけで、当たりやすさが全然変わってしまいますからね…。
もちろんこれも、実際に付けて漕いでみないと分からない事。
まずは購入した自転車屋さんに相談してみるといいでしょう。
そこで判断をしてもらうのです。
販売店ですから、何かしらの経験・知見があるはずです。
スタンドの取付が難しそうなら…
となったら諦めるしかないのですが、「いやいやスタンドが無いと困る…」って方も多いと思います。
ぶっちゃけどうにもならない時は解決策を考えるのは難しいところ。
提案だけでもお伝えします。
- 近場の買い物でロードバイクを使っているなら、思い切って安いママチャリをもう一台買う(そっちの方が絶対便利だし、盗難リスクも軽減)
- 車輪をはめるタイプの駐輪場を見つける
- 壁に立てかられる場所を見つける
- クイックリリース止めのスタンドを使ってみる
ビアニローネはクイック止めなので、このスタンドが使えます。使えるはずです。
(ただ私自身、この商品をニローネに試した経験は無いので、保証はできません。スミマセン。)
ダメ元で試してみるのはアリかもですね。
まとめ
最後に、本記事の要点をまとめます。
【ビアンキ「ビア・ニローネ7」に取付可能なキックスタンドは?】
- ニローネ純正専用スタンドは存在しない
- 可変式の薄いスタンドなら付く可能性が高い(実績アリ)
- しかし、フレームサイズが50cm未満だと、付かないことも多い。
- 「付かない」というのは、固定ができないわけではなくて、足に当たるという問題が起こること。
- まずは販売店に相談してみるといい
- どうにもダメそうなら、最終は「クイックリリース止め」のスタンド試すのもアリ(ただし私の取付経験はナシ)
というわけで、ビアンキのニローネに乗っていて、スタンドの取付ができないかと困っている方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!